プログラミングを学ぶとき、多くの人が「とにかくコードを書こう」と考えるものです。
もちろん手を動かして勉強することは大事ですが、実は上達のカギは書くのではなく、読む力の方にあるのです。
なぜなら、私たちは新しい知識を「自分で考えて書く」よりも「他人が書いたコードを読む」ことで、構造や考え方を自然に吸収していくからです。
例えば本やネットのサンプルコードを開いたとき、ただ動かしただけで満足して、終わりにしていませんか?
動作確認をして終わるだけでは、学びは浅くなってしまいます。
「ここはなぜこの変数名なのか?」「このif文はどんな条件を想定しているのか?」など、一行一行を注意深く「読む」ことで、作者の意図が見えてきます。
そして、その意図を理解することが、自分がコードを書く時の判断力に繋がります。
また、エラー解決においても「読む力」というものは非常に重要です。
エラーメッセージを読む力がある人は、自分で間違えを調べ、修正の方向性を考えられます。
逆に「よくわからないけど動かない」という風に思考を止めてしまう人は、成長速度が遅くなります。つまり、コードを読む力というのは、そのまま「問題を解決する力」でもあるのです。
初心者のうちは、「読む」「マネする」「書く」というような順序を意識するのが良いでしょう。
まずは理解できる範囲で他人のコードを読み、この中の仕組みを自分の言葉で説明してみる。そうすることで、自然とコードの流れや考え方が身に付きます。
プログラミングというものは、ただの暗記科目ではありません。コードを読むということは、いわば他人の思考を学ぶということでもあるのです。「読む力」を鍛えれば、どんな言語を学ぶときも応用が利くようになります。
書く前にまず「読む」。この意識を常に頭の中においておくことで、あなたの成長速度は確実に変わります。

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