プログラミングの勉強を始めた人の多くがぶつかる壁に、「思うように続かない」という悩みがあります。やる気はあるはずなのに、数日勉強を続けた後、急に手が止まってしまうようなことはありませんか?そんな時、自分の根性や時間管理の問題だと思い込む人は少なくありません。でも実際、その原因が「完璧主義」によるものだとしたらどうでしょうか。
完璧主義とは、「最初から完璧に理解したい」「失敗したらダメ」と思い込み、必要以上に高い基準を自分に課してしまう状態のことです。
プログラミングというものは、答えにたどり着くまでの試行錯誤が当たり前の世界なのに、最初から完璧を求めてしまうと、ちょっと理解できなかったり、少し自分の計画通りに進まなかったりするだけで、一気に心が折れてしまいます。特に初心者のうちは、エラーが出るたびに「自分には向いていない」と思い込みやすく、継続する力が削られてしまうのです。
完璧主義が厄介なのは、表面上は「努力家」に見える所です。「今日は理解できるまでやる」と気合を入れるのは悪いことではありません。しかし、理解しきれないときに「自己否定」に直結してしまうと、学習そのものがストレスになりかねません。
その結果、次の勉強のハードルがとても高くなり、「今日もまた理解できないかもしれない」と無意識に避けるようになります。これが継続できない最大の原因です。
そこで大切なのは、「完璧ではなく継続を基準にする」という考え方です。ハードルを下げて、たとえ5分でもいいから教材を開いてみる。エラーが出ても「今日の作業はできた」と認める。わからないところがあったら「いったん保留」を心がけて次に進む。このように、学習のハードルを低く設定すると、継続のしやすさが一気に変わります。
プログラミングというのは、積み重ねるほど理解が深まるため、100点満点を目指すというよりも、毎日20点~40点を積み重ねた方が圧倒的に効率のいい成長に繋がります。
また、適度に失敗することを許す姿勢も大切です。エラーというのは挫折の原因ではなく、成長のための「ヒント」です。むしろエラーが出ない方が勉強になりにくいのがプログラミングというものなのです。エラーを恐れるより、「今日は何個エラーが出るかな?」くらいの軽い気持ちで取り組む方が、精神的な負担が減り、長期的に続けられます。
もし最近、勉強が続かないのなら、それは才能の問題でも、時間の問題でもありません。あなたの中にある小さな完璧主義が、気づかないうちにブレーキをかけているだけかもしれません。完璧を目指すのではなく、「続けること」を最優先にする。これだけでプログラミング学習は驚くほどラクになり、気づけば大きな力となって返ってきます。


